佐渡の牡蠣特集
冬の味覚といえば、やはり牡蠣!
寒い季節に食べるプリプリの牡蠣は、まさに至福のごちそうです。
この記事では、佐渡・加茂湖産の牡蠣の魅力を余すところなくお伝えします。
なぜ加茂湖の牡蠣が美味しいのか?![]()
加茂湖の牡蠣が特別に美味しい理由は、その稀有な環境にあります。加茂湖は日本海とつながる新潟県最大の汽水湖で、山々からの雪解け水、雨水、そして海水が混ざり合い、栄養価の高い水質を生み出します。この豊かな水環境は植物性プランクトンを豊富に育み、牡蠣の成長を促す理想的な条件を創り出しているのです。
加茂湖で育つ牡蠣は「一年牡蠣」と呼ばれ、通常種付けから2〜3年かかるところ、わずか1年で出荷できるサイズまで成長します。この短期間での成熟により、えぐみや臭みが極めて少なく、まろやかでコクのある味わいを実現しています。ふっくらとしてツヤのある見た目も特徴で、牡蠣が苦手な人でも食べやすいと評判の逸品です。
加茂湖は、その圧倒的な美しさから「日本百景」にも選出された景勝地。湖畔には遊歩道やサイクリングロードが整備され、四季折々の風景が湖面に映り込み、風情のある景色を楽しめます。また、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)、レガッタ、ヨットなどのウォーターアクティビティも盛んで、波や風の影響を受けにくいため初心者でも安心して楽しむことができます。
100年以上の歴史を持つ加茂湖の牡蠣養殖。豊かな自然環境と伝統が育むこの牡蠣は、佐渡が誇る冬の味覚として、多くの人々を魅了し続けています。
佐渡の牡蠣漁師
今回は、ふる佐渡に出品されている2人の漁師さんをご紹介します!
あきつ丸
80年以上牡蠣養殖を営むあきつ丸3代目・伊藤 剛さん
大学進学とともに佐渡を離れていましたが、佐渡島の海産物や加茂湖が誇る圧倒的なポテンシャルの高さを広めたいという思いから佐渡にUターン。
牡蠣の養殖だけでなく、カフェ「caMoco café 湖ASOBi」のオーナーとしても加茂湖を盛り上げています。
太平丸
太平丸3代目・粕谷 大祐さん
生まれは加茂湖畔の秋津地区で、冬は牡蠣、春から秋は米作りを生業とする半農半漁の家に育ちました。 子どもの頃は部活動に打ち込み、高校卒業後は島外で就職しましたが、家業のことはずっと頭の片隅にありました。父の引退が見えてきたことから2019年にUターンし、後を継いで牡蠣漁師になりました。日々試行錯誤しながら牡蠣養殖に取り組んでいます。
まとめ
佐渡・加茂湖では、豊かな自然環境と伝統技術によって、美味しい牡蠣が育まれています。
漁師さんたちの手によって丁寧に育てられる牡蠣ですが、近年では高齢化などで漁師の数が減少し、最盛期は3000台あった牡蠣筏も今は400台弱と年々減少しています。 それでも、伊藤さんや粕谷さんのように地域に戻り、伝統産業を守り続ける漁師さんたちの情熱や地域への思いが、加茂湖の牡蠣を支えています。