佐渡の柿餅本舗 五十嵐敏郎さん・尚子さん
『佐渡の柿餅』とは?
干し柿を練りこんだお餅『佐渡の柿餅』。五十嵐敏郎さん・尚子さんが佐渡島で心をこめて作っています。
『佐渡の柿餅』の誕生秘話
お餅に干し柿を練り込んだ柿餅は、尚子さんの地元 佐渡の羽茂や赤泊などの地域で作られていたふるさとの味でした。
敏郎さんの定年後、夫婦で佐渡へ移住してきたことをきっかけに、
「尚子さんのふるさとの食文化を守りたい」
という思いで柿餅をつくることを決意しました。
とにかく、使用する素材にとてもこだわっている五十嵐さん。
お餅のもち米は佐渡産こがねもちを使用。柿はもちろん佐渡のおけさ柿。塩も佐渡産のものを使用しています。
五十嵐さんは質の良いおけさ柿を選んで、出来る限り自然の力で乾燥させています。
干し柿は揉むことで白い糖分が出てくるのですが、柿餅本舗の干し柿は丁寧に揉むことで均一に白くなって優しい甘さに。
ふるさとの味として家庭で作られていた柿餅ですが、商品化するのはとっても難しかったそう。
柿に含まれるタンニンは熱をかけすぎると「渋戻り」といって、柿の渋が干し柿に戻ってしまいます。そのため、温度の調節が難しく加工がとても大変。
また、普通の干し柿は糖分・水分が多いので、お餅が固まりにくくなってしまいます。そこで、五十嵐さんは餅を固まりやすくするために固い干し柿を使っています。
苦労を経て、ようやく完成した時には、地元のお菓子屋さんに
「難しいのによく作ったね!」
と驚かれたほど。
ほかにも、柚子の皮と果汁入り「ゆず餅」、「朝紫」色のきれいな「古代餅」、佐渡産こがねもち100%の「黄金餅」、佐渡の山で採れたよもぎを使った季節限定の「よもぎ餅」など。柿もちの他にも、いろんなお餅を取り揃えています。
『佐渡の柿餅おかき』も!
『佐渡の柿餅』を使った『佐渡の柿餅おかき』は手作業でこだわりの薄さに切った柿餅を米油で揚げた、カリカリ食感が楽しい一品。甘じょっぱくて一度食べ始めたら止まらなくなるおいしさです。もうちょっと食べてみたいなというサイズ感が、リピートしたくなっちゃいます!
みなさまへのメッセージ
「素にして上質」をモットーにして、佐渡の素材にこだわった、優しい味わいをお楽しみください。
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この記事は、佐渡汽船公式ブログさどトリコに掲載された記事をリライトしています。