【生産者の想い】吹上農園の柿・ル レクチエ

吹上農園 4代目 吹上 清さん



佐渡 羽茂の「柿」「ル レクチエ」とは?

柿の栽培が盛んな佐渡の中でも羽茂地区は品質、収穫量ともにトップクラス。 「おけさ柿」の産地としても有名です。

また1994年から開始したル レクチエの栽培は、品評会でも毎回のように上位入賞を果たすなど、その品質の良さが高く評価されています。
羽茂産の果物が美味しい理由は、日当たりの良い地形、比較的温暖な気候と昼夜の寒暖差という恵まれた環境に加え、農業関係者の指導や各農園の努力と言われています。
柿とル レクチエ。栽培方法は異なりますが、柿で培った経験がル レクチエの栽培に活かされているのです。

 

果樹農家の4代目として

代々農業を営む家に生まれましたが、高校卒業後は上京し店内装飾やイベント関係の仕事をしていました。しかし親が高齢になってきたことと、子どもを自然豊かな佐渡で育てたいという想いから2017年に帰島。現在は4代目として3代目の父に教えを請いながら日々奮闘中です。
吹上農園は柿とル レクチエの果樹農家で、目のかかる範囲の栽培面積での高品質な作物づくりを心掛けています。柿の品種は刀根早生(とねわせ)と八珍柿(はっちんがき)を栽培しています。
果樹の栽培は天候に左右されやすく、毎年試行錯誤の繰り返し。ひとつひとつの過程を丁寧に行うことを大切にしています。
作業はその年の冬から始まり、春 夏の摘蕾、摘果、梨の袋掛けなどの作業を経て、9月下旬から柿、10月中旬からはル レクチエの収穫が始まります。繁忙期は、家族のほかアルバイトスタッフが連日フル回転。目の回るような日々が続きます。
収穫時期の見極め、そして収穫後の柿のさわし(渋抜き)やル レクチエの追熟には細心の注意を払っています。

 

手にした時から笑顔に、の想いを込めて

WEBサイトにも記しましたが、「わたしたちがつくっているのは、誰かのちょっとのしあわせです。」をモットーに、果実を召し上がった方が”ふふふっ”と笑うお顔を想像しながら栽培に取り組んでいます。

その想いは、果実をお送りする際の梱包箱やパンフレットなどの制作物にも込めていて、お客様が笑顔で品物を受け取っていただけるよう、工夫を凝らしています。

制作物はデザインから紙質や材質などの素材選びまで、すべて自分自身で行いました。

農園のWEBサイトの制作や写真撮影も手掛けています。

パッケージ制作もWEBサイトも、専門学校などで学んだわけではなく全て独学。好きなデザイナーやカメラマンの作品を参考に、見よう見まねで制作しました。

制作作業は雨天の日や作業の合間に行っています。この時間が楽しみで、良い気分転換になっています。

デザインの専門誌に紹介されたときはとても嬉しかったですね。

WEBサイトを見て、まれにカフェと勘違いして訪れる人もいらっしゃいます(笑)。

ネット販売では、果実のほかに島内のパティシエとコラボレートしたタルトや、オリジナルのトートバックなどのグッズも販売しています。
老若男女問わず、多くの方に農園や果実のことを知ってもらいたいですね。WEBサイトにもぜひ遊びに来てください。

 

みなさまへのメッセージ

吹上農園の販路は個人や卸が多く、生産者の顔が見える販売を心掛けています。

美味しく召し上がっていただくために、お送りする際には食べごろの目安もご案内しています。

おかげさまでリピーターや、口コミで購入いただくことが増え、電話やSNSでの注文も多くなりました。柿は口の中でとろけるようなまろやかな風味、ル レクチエは甘い香りと上品な甘みと、評価の声をいただいています。

お客様からいただくひと言が、何よりの励みになります。機会がありましたら、食べた感想などをお聞かせいただけると嬉しいです。


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